日蓮
著者
書誌事項
日蓮
新潮社, 2021.2
- タイトル別名
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The passion of Nichiren
- タイトル読み
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ニチレン
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注記
救国の聖人か。過激な狂信者か-。天変地異、疫病の流行など災難が連続する鎌倉時代中期に、苦しむ民を救うため、権力者と戦い続けた日蓮の半生を描く。『小説新潮』連載を単行本化。
内容説明・目次
内容説明
鎌倉時代中期。世上は鎌倉大震災を皮切りに天変地異に見舞われ、疫病が蔓延し、飢饉に苦しめられていた。その原因を仏典から解き明かそうとした僧侶・日蓮は、世の為政者が悪法に染まっているため、民を救うはずの仏や善神がこの国を去ってしまったからだと結論づける。至高の経典である「法華経」に帰依しなければ、さらなる厄災が起こる—日蓮は、鋭い舌鋒で他宗に法論を挑んでいくが、それは同時に、浄土宗や禅宗を重用する幕府の執権、北条氏を敵に回すことでもあった。疫病、星の乱れ、日蝕月蝕、暴風雨、日照り—「薬師経」に予言された七難のうち、未だ起こっていないのは「他国侵略」と「内乱」のみ。日蓮の思いは天に届くのか。苦しむ人々を救うため権力者たちと戦い続けたその半生を描く感動作。
「BOOKデータベース」 より