ミシェル・フーコーの歴史的「批判」 : カントと対話するフーコー

書誌事項

ミシェル・フーコーの歴史的「批判」 : カントと対話するフーコー

松野充貴著

(人間文化研究叢書, 8)

ミネルヴァ書房, 2021.3

タイトル別名

フーコーにおける歴史的批判

ミシェルフーコーの歴史的批判 : カントと対話するフーコー

タイトル読み

ミシェル ・フーコー ノ レキシテキ ヒハン : カント ト タイワ スル フーコー

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注記

博士論文「フーコーにおける歴史的批判」 (名古屋市立大学, 2017年提出) をもとに加筆, 修正したもの

参考文献: p261-269

内容説明・目次

内容説明

本書は、フーコーの『カントの人間学』を詳細に検討することによって、フーコーがカントの経験化された批判哲学を見出していたこと明らかにし、そこから出発してフーコーの試みを解釈した。従来のフーコー研究は、フーコーの試みを前期・中期・後期に分割して議論されてきたが、本書はそのような立場ではなく、フーコーの批判的考察に着目し、思考の道程を解明することで、西洋哲学史におけるフーコーの位置づけを再検討した。

目次

  • 第1章 「批判」の思想史とフーコーの「批判」
  • 第2章 若きフーコーのカント解釈と「批判」の経験化
  • 第3章 経験的「批判」の歴史化
  • 第4章 エピステーメーとそのモデル
  • 第5章 批判的思考の三様態
  • 第6章 第三の批判的思考様態としての考古学
  • 第7章 技術論と認識論の円環と対象化された対象
  • 第8章 自己にかんする技術論

「BOOKデータベース」 より

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