女帝の古代王権史
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書誌事項
女帝の古代王権史
(ちくま新書, 1555)
筑摩書房, 2021.3
- タイトル読み
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ジョテイ ノ コダイ オウケンシ
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注記
引用参考文献: p242-251
内容説明・目次
内容説明
卑弥呼、推古、持統…、古代の女性統治者/女帝はどのような存在だったのか。かつては「中つぎ」に過ぎないと考えられていたが、この四半世紀に研究が大きく進み、皇位継承は女系と男系の双方を含む「双系」的にものだったことがわかった。七世紀まで、天皇には女系の要素も組み込まれていたのだ。古代王権史の流れを一望し、日本人の女帝像、ひいては男系の万世一系という天皇像を完全に書き換える、第一人者による決定版。
目次
- 古代双系社会の中で女帝を考える
- 1 選ばれる王たち(卑弥呼から倭五王へ;世襲王権の成立)
- 2 王権の自律化をめざして(推古—王族長老女性の即位;皇極=斉明—「皇祖」観の形成;持統—律令国家の君主へ)
- 3 父系社会への傾斜(元明・元正—天皇と太上天皇の“共治”;孝謙=称徳—古代最後の女帝)
- 国母と摂関の時代へ向けて
「BOOKデータベース」 より