戦争障害者の社会史 : 20世紀ドイツの経験と福祉国家

書誌事項

戦争障害者の社会史 : 20世紀ドイツの経験と福祉国家

北村陽子著

名古屋大学出版会, 2021.2

タイトル別名

Ludendorff Spende für Kriegsbeschädigte

タイトル読み

センソウ ショウガイシャ ノ シャカイシ : 20セイキ ドイツ ノ ケイケン ト フクシ コッカ

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注記

参考文献: 巻末p9-27

内容説明・目次

内容説明

二度の大戦により、300万人におよぶ大量の戦争障害者を生み出したドイツで、国家に奉仕した「英雄」はどのようなその後を生きたのか。公的支援や医療の発達、義肢や盲導犬などの補助具の発展と、他方での差別や貧困、ナチへの傾倒などの多面的な実態を丁寧に描き、現代福祉の淵源を示す。

目次

  • 戦争障害者の時代—社会国家のもう一つの源流
  • 第1部 第一次世界大戦へ(英雄か「怪物」か—第一次世界大戦までの戦争障害者支援;「労働による自立」—第一次世界大戦下の戦争障害者支援)
  • 第2部 戦間期(「帰還者」の相互支援—戦争障害者の組織化と政治化;「生きた戦争記念碑」—戦争障害者へのまなざし;「リサイクル」される戦争障害者—国家援護の法制化;盲導犬—戦争障害者のための「支援器具」)
  • 第3部 第二次世界大戦から二つのドイツへ(「戦争障害者は第一の市民である」—ナチ党支配下の戦争障害者支援;「受肉した」敗戦の象徴—占領統治下における再編と変容;「五つ目の車輪にはならない」—西ドイツの戦争障害者支援;戦争記念碑と戦争墓—戦争障害者支援の一形態)
  • 戦争障害者支援からみえてくるもの

「BOOKデータベース」 より

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