書誌事項

尊厳 : その歴史と意味

マイケル・ローゼン [著] ; 内尾太一, 峯陽一訳

(岩波新書, 新赤版 1870)

岩波書店, 2021.3

タイトル別名

Dignity : its history and meaning

タイトル読み

ソンゲン : ソノ レキシ ト イミ

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注記

原著 (Cambridge : Harvard University Press, 2012) の翻訳

原注: p208-214

索引: 巻末p1-3

内容説明・目次

内容説明

「尊厳」は人権言説の中心にある哲学的な難問だ。概念分析の導入として西洋古典の歴史に分け入り、カント哲学やカトリック思想などの規範的な考察の中に、実際に尊厳が問われた独仏の判決などの事実を招き入れる。なぜ捕虜を辱めてはいけないのか。なぜ死者を敬うのか。尊厳と義務をめぐる現代の啓蒙書が示す道とは。

目次

  • 第1章 「空っぽ頭の道徳家たちの合い言葉」(たわごと?;キケロとそれ以降;カント;優美と尊厳;尊厳と平等;ヒエラルキー;権利を敬うことと。敬われる権利)
  • 第2章 尊厳の法制化(尊厳ある小びと;ドイツ;カント的な背景—人間性の定式;カトリック思想とドイツ連邦共和国憲法;ダシュナー事件と航空安全法;一貫した解釈はあるか;主意主義;結論)
  • 第3章 人間性に対する義務(人間主義;功利主義者の応答;外在主義;人間ではないものが、内在的に善きものであるかもしれない;義務;カント;プラトン主義なき義務)

「BOOKデータベース」 より

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