今昔物語集攷 : 生成・構造と史的圏域

書誌事項

今昔物語集攷 : 生成・構造と史的圏域

川上知里著

花鳥社, 2021.3

タイトル別名

今昔物語集攷 : 生成構造と史的圏域

タイトル読み

コンジャク モノガタリ シュウコウ : セイセイ・コウゾウ ト シテキ ケンイキ

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注記

博士論文「今昔物語集研究」 (東京大学, 平成27年度提出) をもとにその後発表した論考と新稿を加えて構成したもの

収録内容

  • 序章
  • 各話冒頭部の意義 : 構成と表現の連動性
  • 非仏法部の形成 : 巻十を基点として
  • 恐怖表現の意義 : 巻九の生成理由をめぐって
  • 歴史叙述からの解放 : 巻三十を手がかりに
  • 仏法と王法 : 巻三十一と王法仏法相依論
  • 事実らしさへの執着 : 信憑性確保の手法と理由
  • 結語にみる読者意識(1) : 主題と合致する結語の実態
  • 結語にみる読者意識(2) : 逸脱する結語の生成
  • 『世継物語』論 : 説話化の営み
  • 『拾遺往生伝』論 : 歴史意識と文学意識
  • 唱導資料と説話集 : 院政期の説話引用をめぐって
  • 『打聞集』論 : 説話集としての可能性
  • 金沢文庫本『仏教説話集』論 : 唱導資料の中の説話集
  • 『長谷寺験記』論 : 虚構の霊験記・歴史書
  • 終章

内容説明・目次

内容説明

いつ、どこで、誰の手によって、どのように誕生したのか。関連資料との綿密な比較作業の上に立ち、“各話の読解”と“全体の把握”、“編者の意図”と“読者意識”、“内部の論理”と“外部との比較”といった複合的な視点から、『今昔物語集』の世界を総合的に捉える。

目次

  • 第1部 『今昔物語集』の世界(各話冒頭部の意義—構成と表現の連動性;非仏法部の形成—巻十を基点として;恐怖表現の意義—巻九の生成理由をめぐって;歴史叙述からの解放—巻三十を手がかりに;仏法と王法—巻三十一と王法仏法相依論;事実らしさへの執着—信憑性確保の手法と理由;結語にみる読者意識(1)—主題と合致する結語の実態;結語にみる読者意識(2)—逸脱する結語の生成)
  • 第2部 『今昔物語集』の史的圏域(『世継物語』論—説話化の営み;『拾遺往生伝』論—歴史意識と文学意識;唱導資料と説話集—院政期の説話引用をめぐって;『打聞集』論—説話集としての可能性;金沢文庫本『仏教説話集』論—唱導資料の中の説話集;『長谷寺験記』論—虚構の霊験記・歴史書)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BC06376324
  • ISBN
    • 9784909832368
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    xii, 408p
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
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