洪水と確率 : 基本高水をめぐる技術と社会の近代史

書誌事項

洪水と確率 : 基本高水をめぐる技術と社会の近代史

中村晋一郎著

東京大学出版会, 2021.3

タイトル別名

Floods and probability : a technological and social history of design flood in modern Japan

タイトル読み

コウズイ ト カクリツ : キホン コウスイ オ メグル ギジュツ ト シャカイ ノ キンダイシ

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注記

英文タイトルは標題紙裏による

博士学位論文 (東京大学, 2014年度提出) をもとに, 加筆修正したもの

参考文献: 各章末

内容説明・目次

目次

  • 1章 既往最大主義の時代(「流量」の到来と近代河川工学の幕開け;日本で最初の計画対象流量;明治29年河川法制定後の計画対象流量;利根川の特殊性からみた既往最大主義)
  • 2章 確率主義の萌芽—昭和29年白川改修計画(水害多発期の到来と治水調査会;昭和28年西日本大水害と白川改修;白川改修計画の計画対象流量;昭和29年白川改修計画における確率主義とその構造)
  • 3章 確率主義の誕生—経済への接近(治水計画の経済性;水文統計学の挑戦;水文統計学の実河川への適用;河川計画課の設置と河川砂防技術基準;基本高水と確率主義の誕生、そして残された課題;確率主義誕生までの過程とその構造)
  • 4章 確率主義の変容—経済成長と長期計画(経済計画への治水計画の同化;所得倍増計画と基本高水;計画規模と確率主義の変容)
  • 終章(2つの問いをめぐる基本高水の近代史;次なるパラダイムへ)
  • 補論 基本高水にみる日本における近代治水のパラダイムシフト

「BOOKデータベース」 より

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