なぜ環境保全米をつくるのか : 環境配慮型農法が普及するための社会的条件

書誌事項

なぜ環境保全米をつくるのか : 環境配慮型農法が普及するための社会的条件

谷川彩月著

新泉社, 2021.9

タイトル別名

Sustainable agriculture in a local context : social conditions for the diffusion and adaption of pro-environmental agricultural practices in Miyagi Prefecture

なぜ環境保全米をつくるのか : 環境配慮型農法が普及するための社会的条件

タイトル読み

ナゼ カンキョウ ホゼンマイ オ ツクルノカ : カンキョウ ハイリョガタ ノウホウ ガ フキュウ スル タメ ノ シャカイテキ ジョウケン

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注記

その他のタイトルは巻末による

博士学位論文「農業環境公共財の持続性をささえる社会的条件 : 宮城県における環境保全米の普及過程にみる複数の合理性」(名古屋大学, 2019年提出) を大幅に加筆・修正したもの

文献一覧: pi-xiii

内容説明・目次

内容説明

米どころとして知られる宮城県登米市。JAみやぎ登米の管内では、農薬と化学肥料を地域の基準から半減した「環境保全米」がひろく生産されており、作付面積は8割にもおよぶ。地域スタンダードといえるまでに普及した背景を探り、“ゆるさ”から生まれる持続可能な農業の可能性をみつめる。

目次

  • 序章 環境保全米とは何か
  • 第1章 有機農業と慣行農業の狭間で—農業環境公共財はいかにして供給できるか
  • 第2章 どうすれば環境配慮型農法は普及するのか—生業と文脈化の過程から
  • 第3章 環境保全米の普及に向けた発想の転換—対立を乗り越えるための試行錯誤
  • 第4章 なぜ環境保全米をつくるのか—農協と農業者による文脈の共創
  • 第5章 環境保全米をどうみているか—アンケート調査が示す三つの類型と規範の存在
  • 第6章 ローカルな農業と環境の調和は可能か—“ゆるさ”・経済合理性・ローカルフード運動
  • 終章 “ゆるさ”から「持続可能な農業」をつくる
  • 資料 「慣行農業」の起源

「BOOKデータベース」 より

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