書誌事項

鬼むかし : 昔話の世界

五来重 [著]

(角川文庫, 22900)

KADOKAWA, 2021.10

タイトル別名

角川ソフィア文庫

タイトル読み

オニ ムカシ : ムカシバナシ ノ セカイ

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注記

ブックジャケットに「角川ソフィア文庫 J-106-9」の表示あり

内容説明・目次

内容説明

こぶとり、桃太郎、天邪鬼…「鬼むかし」とは鬼が登場する昔話のこと。その原型は死霊と祖霊がイメージ化されたもので、死霊は人間を食べる恐怖を与える鬼に、祖霊は恐怖と共に慈しみを持つ鬼となった。これに仏教の羅刹鬼や地獄の鬼なども加わり、修験道の山伏や天狗とも結びついて様々な「鬼むかし」ができあがったのである。仏教民俗学の泰斗が、綿密な現地調査と知見を活かし、昔話の根底に潜む宗教的背景を読み解く。

目次

  • 鬼むかし
  • 鬼一口
  • 安達ヶ原の鬼婆
  • 天邪鬼と瓜子姫
  • 牛方山姥と鯖大師
  • 「食わず女房」と女の家
  • 山姥と鉄鎖
  • 「鬼の子小綱」の原点
  • 「地獄白米」(「地蔵浄土」「鬼の浄土」)と地蔵縁起
  • 瘤取り鬼と山伏の延年
  • 「桃太郎」の鬼ヶ島渡り

「BOOKデータベース」 より

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