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日本近代村落の起源

松沢裕作著

岩波書店, 2022.5

タイトル読み

ニホン キンダイ ソンラク ノ キゲン

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注記

索引: 巻末p1-8

収録内容

  • 「美風」の行方、「淳風」の来歴
  • 明治初期の村運営と村内小集落
  • 村請制と堤外地
  • 壬申地券と村請制
  • 地価決定の制度的問題
  • 林野官民有区分の構造
  • 官有地・御料地と無断開墾問題
  • 明治中期の大字・行政村・町村組合
  • 日本近代村落の起源

内容説明・目次

内容説明

地祖改正による近世村落の解体は、村請制に支えられてきた秩序を全面的に崩壊させた。未来への予期を欠いたまま、資源を奪い合い、暴力におびえる住民たち。人々は“未熟なリヴァイアサン”、すなわち力を持たない政府の裁定を仰ぎ、相互監視の規約を改めて交わす。近世・近代移行期における日本社会の根本的な変容を描く。

目次

  • 序論 「美風」の行方、「淳風」の来歴
  • 第1部 村請制村落から近代村落へ—地祖改正前後の変容(明治初期の村運営と村内小集落;村請制と堤外地)
  • 第2部 地祖改正の遂行過程—壬申地券発行・耕宅地・山林原野(壬申地券と村請制;地価決定の制度的問題;林野官民有区分の構造)
  • 第3部 相互監視の場としての村落の再建(官有地・御料地と無断開懇問題—富士山南麓の場合;明治中期の大字・行政村・町村組合)
  • 結論 日本近代村落の起源

「BOOKデータベース」 より

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