「天下の大勢」の政治思想史 : 頼山陽から丸山眞男への航跡

書誌事項

「天下の大勢」の政治思想史 : 頼山陽から丸山眞男への航跡

濱野靖一郎著

(筑摩選書, 0231)

筑摩書房, 2022.6

タイトル別名

天下の大勢の政治思想史 : 頼山陽から丸山眞男への航跡

「天下の大勢」の政治思想史 : 頼山陽から丸山眞男への航跡

タイトル読み

「テンカ ノ タイセイ」ノ セイジ シソウシ : ライ サンヨウ カラ マルヤマ マサオ エノ コウセキ

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内容説明・目次

内容説明

丸山眞男は日本人の歴史意識の古層として「つぎつぎになりゆくいきほひ」を指摘した。「なりゆく」この「勢」の思想を最初に打ち出したのが頼山陽である。主体的能動的に「勢」の変化を制御していこうとする山陽の「天下の大勢」をめぐる思想は、日本近代史をいかに動かしていったか。幕末の老中・阿部正弘と堀田正睦、勝海舟、木戸孝允、徳富蘇峰、原敬の「大勢」認識から、三国同盟の「バスに乗り遅れるな」、終戦の詔勅の「世界ノ大勢亦我ニ利アラス」まで、「天下の大勢」思想の航跡をたどる。

目次

  • 第1章 丸山眞男の「追加」
  • 第2章 頼山陽の「決断」
  • 第3章 阿部正弘の「発明」
  • 第4章 堀田正睦の「非常」
  • 第5章 勝海舟の「憤懣」
  • 第6章 木戸孝允の「涙」
  • 第7章 徳富蘇峰の「将来」
  • 第8章 原敬の「順応」

「BOOKデータベース」 より

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