動物のまなざしのもとで : 種と文化の境界を問い直す

書誌事項

動物のまなざしのもとで : 種と文化の境界を問い直す

鵜飼哲編著

勁草書房, 2022.6

タイトル読み

ドウブツ ノ マナザシ ノ モト デ : シュ ト ブンカ ノ キョウカイ オ トイナオス

大学図書館所蔵 件 / 88

注記

各章末に文献あり

収録内容

  • 動物から世界へ : 津島佑子「真昼へ」におけるアイヌの自然観との共鳴 / 村上克尚著
  • 小説という名の箱舟のなかで : 『ロビンソン・クルーソー』と『フォー』における動物たち / 中井亜佐子著
  • はざまからまなざす : 金石範「鴉の死」における主体・状況・言葉そして動物 / 呉世宗著
  • イスタンブルの野良犬たち : 都市での人間/動物共生の物語 / カトリーヌ・パンゲ著 ; 鵜飼哲訳
  • 〈動物-寓話〉の生成変化 / フランソワ・ビゼ著 ; 鵜飼哲訳
  • 比較から近接地帯へ : 専有された労働と非/人間動物の逃亡 / 申知瑛著 ; 金友子訳
  • 性-種-資本-軍事主義の共謀と動物の場所 : クィア的観点から奪還可能な未来を問う / シム・アジョン著 ; シム・アジョン, イママサ・ハジメ共訳
  • 媒介される身体たち : 沖縄文学のなかの蟹をめぐって / 新城郁夫著
  • 「アジア的身体」と動物たち : 種と文化の境界に「隠された伝統」を探る / 鵜飼哲著
  • わたしたちのナラティヴをテリトリーから放つ、鳥たちとともに / ヴァンシアーヌ・デプレ著 ; 森元庸介訳
  • ヴァンシアーヌ・デプレとの対話 / ヴァンシアーヌ・デプレ述 ; フランソワ・ビゼ聞き手 ; 森元庸介訳

内容説明・目次

内容説明

ユートピアでもディストピアでもない、歴史と文学に刻まれた人間と動物たちの遭遇の痕跡。そこからは過酷な暴力に晒された動物たちの呼びかけに、さまざまな文化圏で人間が試みた多様な応答が浮かび上がる。人間中心的に構築された既成概念のかなたで、人間と他の動物たちの近接性の再考を試みた国際共同研究の記録。

目次

  • 第1部 動物のまなざしのもとにおける文学(動物から世界へ—津島佑子「真昼へ」におけるアイヌの自然観との共鳴;小説という名の箱舟のなかで—『ロビンソン・クルーソー』と『フォー』における動物たち;はざまからまなざす—金石範「鴉の死」における主体・状況・言葉そして動物)
  • 第2部 動物たちと文化の境界を通過する(イスタンブルの野良犬たち—都市での人間/動物共生の物語;“動物‐寓話”の生成変化)
  • 第3部 軍事的暴力と動物たち(比較から近接地帯へ—専有された労働と非/人間動物の逃亡;性‐種‐資本‐軍事主義の共謀と動物の場所—クィア的観点から奪還可能な未来を問う;媒介される身体たち—沖縄文学のなかの蟹をめぐって;「アジア的身体」と動物たち—種と文化の境界に「隠された伝統」を探る)
  • 第4部 鳥として住まう(わたしたちのナラティヴをテリトリーから放つ、鳥たちとともに;ヴァンシアーヌ・デプレとの対話)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BC15529823
  • ISBN
    • 9784326103065
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    xviii, 328, iiip
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
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