帝国スペイン交通する美術
著者
書誌事項
帝国スペイン交通する美術
三元社, 2022.6
- タイトル別名
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Art in the Spanish Empire : circulations and transformations
帝国スペイン : 交通する美術
- タイトル読み
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テイコク スペイン コウツウ スル ビジュツ
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注記
本書は、二〇一七年度に開始した日本学術振興会科学研究費プロジェクト「十六世紀イスパニア世界における帝国的交通空間と『境界的』美術の形成」(基盤研究B・研究代表者 : 岡田裕成)の成果をなすもの
引用文献: 各論末
収録内容
- 序 / 岡田裕成著
- 大モスクから大聖堂へ / 伊藤喜彦著
- 中世アンダルス美術の遺産 / マリア・J・フェリシアノ著
- 「キリストの戦士」としてのサンティアゴ・マタモロスと拡大するイスパニア世界 / 久米順子著
- 帝国スペインにおけるタピスリー / 今井澄子著
- ポンペオ・レオーニとスペイン / 松原典子著
- エル・グレコ、裸体表現の再検討 / パクジョンホ著
- マドリード王宮のインカ王像 / 岡田裕成著
- 新大陸アメリカにもたらされたアジアの「屏風/ビオンボ」 / アルベルト・バエナ・サパテロ著
- 大海洋を渡った日本の蒔絵螺鈿 / 川村やよい著
内容説明・目次
内容説明
イベリア半島の中世の記憶と、ヨーロッパ各地の版図を包摂しつつ、新大陸アメリカ、アジア太平洋にも広がった、ハプスブルク・スペインの世界帝国。かつては遭遇することのなかった人、モノ、情報の往来する回路が開かれ、美術作品も、歴史と地理の座標上を縦横に行き交うことになった。多様な文化の相互作用を深く刻み込んだ「交通する美術」を視座に国内外9人の研究者が示す最新知見。
目次
- 1 中世との接続(大モスクから大聖堂へ—中世イベリア半島キリスト教都市におけるイスラム建築遺産とその変容;中世アンダルス美術の遺産—その存在と不在を読み解く;「キリストの戦士」としてのサンティアゴ・マタモロスと拡大するイスパニア世界)
- 2 ハプスブルク・スペインとヨーロッパ(帝国スペインにおけるタピスリー—ネーデルラント総督マリアの仲介と「ブランド」の形成をめぐって;ポンペオ・レオーニとスペイン—エル・エスコリアル修道院聖堂主祭壇衝立の“磔刑”群像をめぐって;エル・グレコ、裸体表現の再検討—クレタからスペインへ)
- 3 世界帝国の美術(マドリード王宮のインカ王像—イメージのグローバルな交通と世界帝国の表象;新大陸アメリカにもたらされたアジアの「屏風/ビオンボ」—その流通と影響;大海洋を渡った日本の蒔絵螺鈿—マニラ、メキシコ、スペイン)
「BOOKデータベース」 より