狂気な倫理 : 「愚か」で「不可解」で「無価値」とされる生の肯定

書誌事項

狂気な倫理 : 「愚か」で「不可解」で「無価値」とされる生の肯定

小西真理子, 河原梓水編著

晃洋書房, 2022.8

タイトル別名

狂気な倫理 : 愚かで不可解で無価値とされる生の肯定

タイトル読み

キョウキ ナ リンリ : 「オロカ」デ「フカカイ」デ「ムカチ」ト サレル セイ ノ コウテイ

大学図書館所蔵 件 / 151

注記

福岡女子大学2022年度研究奨励交付金(研究C)の助成を受けて刊行

参考文献: 各章末

収録内容

  • 「不幸」の再生産 / 小西真理子著
  • 「カサンドラ現象」論 / 高木美歩著
  • ケア倫理における家族に関するスケッチ / 秋葉峻介著
  • 私の親は毒親です / 高倉久有, 小西真理子著
  • 生み捨てられる社会へ / 貞岡美伸著
  • 狂気、あるいはマゾヒストの愛について / 河原梓水著
  • 戦後釜ケ崎の周縁的セクシュアリティ / 鹿野由行, 石田仁著
  • ひきこもりから無縁の倫理、あるいは野生の倫理へ / 小田切建太郎著
  • 動物と植物と微生物のあいだ / 山本由美子著
  • 看護再考 / 柏﨑郁子著
  • パラリンピック選手の抵抗の可能性と「別の生」 / 北島加奈子著
  • 脳・身体・言語 / 田邉健太郎著
  • 今いる子どもと未来の子どもをめぐる光と闇 / 笹谷絵里著

内容説明・目次

内容説明

14人の執筆者が「狂おしい思い」を「当たり前」のこととして主張するためにかきとめた13テーマ。

目次

  • 第1部 「愚か」な生を肯定する—家族論再考(「不幸」の再生産—世代間連鎖という思想の闇;「カサンドラ現象」論—それぞれに「異質」な私たちの間に橋を架けること;ケア倫理における家族に関するスケッチ—「つながっていない者」へのケアに向けて ほか)
  • 第2部 「不可解」な生を肯定する—周縁からのまなざし(狂気、あるいはマゾヒストの愛について—一九五〇年代『奇譚クラブ』における「女性のマゾヒズム」論を読む;戦後釜ヶ崎の周縁的セクシュアリティ;ひきこもりから無縁の倫理、あるいは野生の倫理へ ほか)
  • 第3部 「無価値」な生を肯定する—障害と優生思想(看護再考—“大人”たちへのアンチテーゼ;パラリンピック選手の抵抗の可能性と「別の生」;脳・身体・言語—「正常/異常」の区別を越えて ほか)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BC16508228
  • ISBN
    • 9784771036550
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    京都
  • ページ数/冊数
    xii, 297p
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
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