「学歴」で読む日本近代文学

書誌事項

「学歴」で読む日本近代文学

三浦淳著

幻冬舎メディアコンサルティング , 幻冬舎 (発売), 2022.11

タイトル別名

Analyzing modern Japanese literature with academic background

学歴で読む日本近代文学

タイトル読み

「ガクレキ」デ ヨム ニホン キンダイ ブンガク

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注記

文献: p330-338

内容説明・目次

内容説明

当時の学校体系を知らずして、近代小説を語るべからず。夏目漱石、二葉亭四迷、坪内逍遙、田山花袋、川端康成…名だたる文豪たちによる、明治・大正時代の日本を舞台にした名作を、学歴という観点から徹底的に分析。根底にある社会構造を理解したとき、作品の本当の姿が顔を出す。欧米文学との差異に着目して生まれた、日本文学研究の新たなかたち。「たかが学歴、されど学歴」

目次

  • 第1章 日本近代文学の出発点に存在した学校と学歴—東京大学卒の坪内逍遙と東京外国語学校中退の二葉亭四迷
  • 第2章 私学出身による官学批判—徳冨蘆花『思出の記』
  • 第3章 夏目漱石の学園小説(その一)—『坊っちゃん』
  • 第4章 夏目漱石の学園小説(その二)—『三四郎』
  • 第5章 明治時代の女学校と女学生—野上弥生子『森』
  • 第6章 札幌農学校とは何だったのか—有島武郎『星座』
  • 第7章 中学校卒という学歴の意味—田山花袋『田舎教師』
  • 第8章 最高のエリート校だった第一高等学校—久米正雄『受験生の手記』と川端康成『伊豆の踊子』
  • 第9章 専門学校の青春—伊藤整『若い詩人の肖像』と小樽高商

「BOOKデータベース」 より

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