日本漢籍受容史 : 日本文化の基層

書誌事項

日本漢籍受容史 : 日本文化の基層

高田宗平編

八木書店出版部 , 八木書店 (発売), 2022.11

タイトル読み

ニホン カンセキ ジュヨウシ : ニホン ブンカ ノ キソウ

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注記

「高田」の「高」は「梯子高(はしごだか)」の置き換え

参考文献あり

内容説明・目次

内容説明

あらゆる知識・情報の根源となった漢籍は、どのように受容され、日本文化に根付いたのか。漢籍に関わる様々な分野の研究者が最新論考を寄稿し、前近代の漢籍受容の歴史を学際的・通時代的に解明した、初の学術書。

目次

  • 第1部 古代(律令官人と漢籍;僧侶と漢籍;日本古代の典籍に見える神仙思想と洞天説の一側面;天平勝宝勘奏に関する諸問題—遣唐使が齎したものの影響;陰陽道・暦道・天文道・宿曜道と漢籍;摂関期貴族社会における漢籍収蔵の様相;日本の医学知識の受容)
  • 第2部 中世(韻書と学問;年号勘文と漢籍引文;年号勘文より見た南北朝期における朱子学の受容;中世神道の道教受容—吉田神道所伝『太上説北斗元霊経』版本再論;清原家の学問と漢籍—『論語』を例として注釈書と訓点との関係を考える;中世日本の易神の形成とその後)
  • 第3部 近世(漢籍の出版と読者層—仮名草子を基点として;漢籍の「読まれ方」—石門心学の分析を通じて;闇斎学派の『家礼』受容—稲葉迂斎を中心に;江戸中後期好古家による古典籍装訂・装具研究について;亀門学の儒学観と経書観)
  • 第4部 文献研究(日本書籍史における漢籍の装訂と料紙;『群書治要』—金沢文庫本子部を中心にして;カラ・ホト出土『春秋正義』単疏本残葉考—兼ねて近藤正斎手鈔『春秋正義』単疏本を論ず;林羅山と古活字版—元和四年刊『老子〓齋口義』を中心として;琉球の漢学—見られた琉球の文化という視点から;古医書の未来図)

「BOOKデータベース」 より

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