民衆思想と社会科教育 : 社会的構想力を育む教育内容・方法開発

書誌事項

民衆思想と社会科教育 : 社会的構想力を育む教育内容・方法開発

鈴木正行著

東信堂, 2022.11

タイトル別名

民衆思想と社会科教育 : 社会的構想力を育む教育内容方法開発

タイトル読み

ミンシュウ シソウ ト シャカイカ キョウイク : シャカイテキ コウソウリョク オ ハグクム キョウイク ナイヨウ・ホウホウ カイハツ

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注記

博士論文「近代民衆思想史研究から教科内容開発への展開 : 歴史研究を踏まえた教科開発学の構築をめざして」(愛知教育大学, 2014年提出) を全体の構成を大きく変更して加筆・修正したもの

引用・参考文献: p299-311

内容説明・目次

内容説明

個々人の思想形成に大きく関わる社会科教育。その責務に応えた授業実践論!民衆運動の歴史を「かつて起こった出来事」とした単なる知識教育にとどまらせるのではなく、その時代を生きた人々の思いを想像し、現代を生きる私たちの糧にしなければならない—。本書は、近代化の波押し寄せる明治期、農村地域でも生じていたエネルギッシュな民衆思想・運動の調査分析を行い、それを良質な教材として、生徒たちにその時代の人々の思いの理解と想像・創造を促す授業実践を描く。学術的探求とその授業実践への反映、その絶え間ない往還を続けた著者が培った教育方法論!

目次

  • 問題の所在—扉をひらく
  • 第1部 民衆運動と参加論の視座(近代社会成立期の民衆運動における社会的構想;「参加」の視座による民衆運動の教材化)
  • 第2部 農村思想の展開と社会参画(農村の危機と耕地整理事業;地域農業史学習と社会参画意識の育成)
  • 第3部 民衆の利害意識と政治的判断力(初期議会政治における党争と民衆意識;地域利益誘導型政治の教材化と政治的判断力の育成)
  • 第4部 民衆の社会的構想と歴史的思考力(戦時体制下の農村思想と地主制の解体;歴史の断絶性・連続性の視点と歴史的思考力の育成)
  • 第5部 現代社会と社会的構想力(社会参加と地域教育システムの構築;多文化・多民族化と共生観・統合観の育成 ほか)
  • 研究の成果と課題—新たな知と実践の創造へ

「BOOKデータベース」 より

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