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日本の経済外交 : 新たな対外関係構築の軌跡

大矢根聡編

勁草書房, 2023.1

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ニホン ノ ケイザイ ガイコウ : アラタナ タイガイ カンケイ コウチク ノ キセキ

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Description and Table of Contents

Description

戦後、日本は独自の経済外交を追求し、それは一種の「成功物語」と見られてきた。しかしその影には見過ごされてきた問題や、のちに課題となる種があったのではないのか?本書では冷戦期、経済大国期、経済外交の超克期、経済外交の再構築期の4つの時期に区分し、安全保障とは距離を置く経済外交という「実験」の実像を、新たな史料や理論的展開によって照らし出す。

Table of Contents

  • 日本の経済外交の構図—吉田路線のジレンマと再編
  • 賠償と経済協力の起点—なぜ一体のものとして語られるようになったのか
  • 日中民間貿易における決済問題
  • 日米知財制度摩擦とその帰結—コンピュータ・プログラムの法的保護をめぐって
  • 経済摩擦の歴史性—日本異質論の系譜
  • 国際協力構想と竹下外交
  • 環境と資源問題をめぐる国際政治と日本外交
  • 日本のFTA政策積極化—経済外交再構築と交渉戦術
  • 外国人労働者の受け入れと経済外交—「移民政策」の継続性と変化
  • 東アジア地域主義における日中協力—AMROとRCEPを参考に
  • 対韓経済制裁をめぐる対立の連鎖—相互依存の「武器化」とその錯誤

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