書誌事項

川端康成 : 孤独を駆ける

十重田裕一著

(岩波新書, 新赤版 1968)

岩波書店, 2023.3

タイトル読み

カワバタ ヤスナリ : コドク オ カケル

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注記

主要参考文献: p244-252

川端康成関連年表: 巻末p1-11

川端康成著作目録: 巻末p12-19

内容説明・目次

内容説明

二〇世紀文学に大きな足跡を残した川端康成は、その孤独の精神を源泉に、他者とのつながりをもたらすメディアへの関心を生涯にわたって持ち続けた。マス・メディアの成立、活字から音声・映像への展開など、メディアの状況が激的に変化していく時代のなかを、旺盛な創作活動のもとに駆け抜けていった作家の軌跡を描きだす。

目次

  • 第1章 原体験としての喪失―出生から上京まで(天涯孤独の感覚と他者とのつながり;川端康成の日本語観 ほか)
  • 第2章 モダン都市とメディアを舞台に―「伊豆の踊子」と「浅草紅団」(新感覚派の旗手として;一九二六年、映画との遭遇 ほか)
  • 第3章 戦中・戦後の陰翳―書き続けられる「雪国」(文芸復興期前後の活躍;言論統制と「雪国」 ほか)
  • 第4章 占領と戦後のメディアの中で(知友たちの死と鎌倉文庫;GHQ/SCAP検閲下における創作と出版 ほか)
  • 第5章 世界のカワバタ―「古都」から「美しい日本の私」へ(文学振興への献身;翻訳と「日本」の発信 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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