戦争とデータ : 死者はいかに数値となったか

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戦争とデータ : 死者はいかに数値となったか

五十嵐元道著

(中公選書, 139)

中央公論新社, 2023.7

Title Transcription

センソウ ト データ : シシャ ワ イカニ スウチ ト ナッタカ

Available at  / 133 libraries

Note

参考文献: p246-264

関連年表: p265-268

Description and Table of Contents

Description

戦場での死者数は、第2次世界大戦後、内戦やゲリラ戦が主流となり、国家による把握が難しくなった。異なる数字が発表され、国連が機能不全に陥る中、法医学や統計学を取り入れた国際的な人道ネットワークが台頭してきている。本書は、特にベトナム戦争からウクライナ戦争までの死者数、とりわけ文民死者数の算出に注目。国家や武装勢力の軋轢や戦乱の中、実態把握のために「ファクト」がいかに求められるのか、苦闘の軌跡を描く。

Table of Contents

  • 序章 専門家の発言はすべて正しいのか
  • 第1章 兵士はどこへ行った―戦死者保護の軌跡
  • 第2章 殺してはならない人間―文民保護の道程
  • 第3章 戦争の証言者の登場―NGOと国連
  • 第4章 死者を数える―戦争のなかの統計
  • 第5章 遺体を掘り起こす―一九九〇年代の戦争と法医学
  • 第6章 化学兵器を追う―いかに実戦投入を確認するか
  • 終章 戦争の実像を知りえないとしても

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