「世界史」の哲学
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書誌事項
「世界史」の哲学
(講談社文芸文庫, [おZ4])
講談社, 2023.11
- 3: 東洋篇
- タイトル別名
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世界史の哲学
- タイトル読み
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セカイシ ノ テツガク
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注記
2014年1月講談社刊を底本とし、表現等を多少調整したもの
初出: 「群像」2011年5月号-2013年9月号 (2011年10月号をのぞく)
シリーズ番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
一二世紀頃、経済・政治・軍事、あらゆる点において最も発展した地域であったにもかかわらず、その後、主導権と覇権を握ったのは、中国ではなく、アメリカを含む西洋諸国だった。どうしてなのだろうか。その原因を中国社会の特異性、インドのカースト社会、仏教と一神教との相違など、精緻な思想で読み解く。イエスの死を根底に置き西洋文明の成長を描いた「古代篇」「中世篇」に続く第三弾。
目次
- 世界史における圧倒的な不均衡
- 新大陸の非西洋/ユーラシア大陸の非西洋
- 受け取る皇帝/受け取らない神
- 「東」という歴史的単位
- 解説としての自由
- 二つの遍歴集団
- カーストの内部と外部
- 救済のための大きな乗り物
- 「空」の無関心
- 曼荼羅と磔刑図
- インドと中国
- カーストの基底としての贈与
- 闘争としての贈与
- 自分自身を贈る
- 双子という危険
- 贈与の謎を解く
- 供犠の時代の調停的審級
- 国家に向かう社会/国家に抗する社会
- 三国志の悪夢
- 驚異的な文民統制
- 国家は盗賊か?
- 華夷秩序
- 人は死して名を留む
- 皇帝権力の存立機制
- 「母の時代」から「父の時代へ」、そしてさらなる飛躍
- 文字の帝国
- 漢字の呪力:「天子」から「神の子」へ
「BOOKデータベース」 より