「大分岐論争」とは何か : 中国とヨーロッパの比較

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「大分岐論争」とは何か : 中国とヨーロッパの比較

パトリック・カール・オブライエン著 ; 玉木俊明訳

ミネルヴァ書房, 2023.12

タイトル別名

The economies of Imperial China and Western Europe : debating the great divergence

大分岐論争とは何か : 中国とヨーロッパの比較

タイトル読み

ダイブンキ ロンソウ トワ ナニ カ : チュウゴク ト ヨーロッパ ノ ヒカク

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注記

参考文献: 巻末p5-44

索引: 巻末p1-4

内容説明・目次

内容説明

二〇〇〇年にポメランツが『大分岐』を上梓して以降、ヨーロッパが中国よりも経済的に優勢であったのではなく、近世(一五〇〇〜一八〇〇年)のある時期、中国がヨーロッパの経済力を上回っていたということが、世界の経済史学界のコンセンサスになった。本書は、このような研究動向を咀嚼しつつ、計量経済学の成果とともに、環境史・農業史・科学史の観点を含め、中国とヨーロッパの比較を行う。グローバル経済史の碩学による最新の大分岐論。

目次

  • 第1章 研究史整理と文献紹介
  • 第2章 中華帝国と西欧の経済的分岐に関する統計ベース―一六三六〜一八三九年
  • 第3章 環境と天然資源
  • 第4章 明清という帝国主義国家とその農業経済
  • 第5章 ヨーロッパと中国の相互比較―経済成長一六五〇〜一八五〇年
  • 第6章 ヨーロッパと中国における有用で信頼のおける知識の発見・発展・普及
  • 終章 論争をともなう結論

「BOOKデータベース」 より

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