ナラティヴ・ポリティクスとしての異人論 : 不寛容時代の〈他者〉をめぐる物語

書誌事項

ナラティヴ・ポリティクスとしての異人論 : 不寛容時代の〈他者〉をめぐる物語

山泰幸, 西尾哲夫編

臨川書店, 2024.11

タイトル別名

ナラティヴポリティクスとしての異人論 : 不寛容時代の他者をめぐる物語

異人論 : ナラティヴ・ポリティクスとしての : 不寛容時代の〈他者〉をめぐる物語

タイトル読み

ナラティヴ・ポリティクス トシテノ イジンロン : フカンヨウ ジダイ ノ〈タシャ〉オ メグル モノガタリ

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注記

表現種別: テキスト (ncrcontent), 機器種別: 機器不用 (ncrmedia), キャリア種別: 冊子 (ncrcarrier)

参考文献あり

収録内容

  • ナラティヴ・ポリティクスとしての異人論 / 山泰幸 著
  • グローバルデジタル時代の新たな《異人》論へ / 西尾哲夫 著
  • 渡し守の文学・序説 / 君野隆久 著
  • 異人としての狐 / カルディ・ルチャーナ 著
  • 研究ノート「寄りもの」と異人伝承 / 川島秀一 著
  • 異人から客家へ / 河合洋尚 著
  • 寛容性/非寛容性の観点からみる族譜における女性のナラティヴ / 韓敏 著
  • 異人歓待の条件 / 國弘暁子 著
  • 現代イランの祭りと異人に対する寛容性 / 竹原新 著
  • 異類の皮をめぐるナラティヴ・ポリティクス / 村井まや子 著
  • 異類と害虫 / 及川祥平 著
  • 〈異〉なるものの生成と寛容/非寛容 / 小川伸彦 著
  • 迷惑・異人・自己責任 / 岩本通弥 著
  • 異人としてのろう者との架け橋としての手話民話語り / 鵜野祐介 著
  • 異人同士のナラティヴ / 横道誠 著
  • 炭坑夫の「異人化」と「人間化」 / 川松あかり 著
  • 異人論の過去・現在・未来 / 小松和彦 語り手 ; 西尾哲夫, 山泰幸 聞き手

内容説明・目次

内容説明

“他者”への偏見や差別が激化していく不寛容時代に対し、人文学はいかに向き合うべきか。文化人類学や民俗学で蓄積されてきた「異人論」から着想を得て、“他者”に対する歓待や排除をめぐる物語・語りを「ナラティヴ・ポリティクス」という視点から読み直し、不寛容時代を乗り越える手掛かりを探る。国立民族学博物館の共同研究の成果をまとめた一冊。

目次

  • 序章 ナラティヴ・ポリティクスとしての異人論
  • 第一部 “他者”をめぐる物語としての異人論の現在(グローバルデジタル時代の新たな“異人”論へ;渡し守の文学・序説―異人が異人を渡すとき;異人としての狐―アメリカのナラティヴに変容する東アジアの民話;研究ノート 「寄りもの」と異人伝承―土佐佐賀における祭祀由来譚)
  • 第二部 フィールドから照射するナラティヴ・ポリティクス(異人から客家へ―中国広東省の「客」をめぐるナラティヴ・ポリティクス;寛容性/非寛容性の観点からみる族譜における女性のナラティヴ―中国の漢族社会の事例に基づいて;異人歓待の条件―インドの祝言者ヒジュラの通過儀礼;現代イランの祭りと異人に対する寛容性)
  • 第三部 異類あるいは異なるものをめぐるナラティヴ・ポリティクス(異類の皮をめぐるナラティヴ・ポリティクス―おとぎ話と現代美術の接点から;異類と害虫―スズメバチへの態度にみる寛容性と非寛容性;“異”なるものの生成と寛容/非寛容―コロナ禍におけるナラティヴとしての漫画作品より;迷惑・異人・自己責任―「不寛容の時代」とその起源)
  • 第四部 ナラティヴ・ポリティクスを超えて(異人としてのろう者との架け橋としての手話民話語り―ろう文化と聴文化、二文化共生社会を目指して;異人同士のナラティヴ―発達障害の当事者同士が文学について語りあう;炭坑夫の「異人化」と「人間化」―筑豊における炭鉱労働者をめぐる「寛容のナラティヴ」の考察;異人論の過去・現在・未来)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

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