社会理論の現代像 : デュルケム, ウェーバー, 解釈学, エスノメソドロジー

書誌事項

社会理論の現代像 : デュルケム, ウェーバー, 解釈学, エスノメソドロジー

A.ギデンズ [著] ; 宮島喬 [ほか] 訳

みすず書房, 1986.9

タイトル別名

Studies in social and political theory

タイトル読み

シャカイ リロン ノ ゲンダイゾウ : デュルケム ウェーバー カイシャクガク エスノメソドロジー

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注記

その他の訳者: 江原由美子, 森反章夫, 儘田徹, 本間直子, 田中秀隆, 百々雅子

内容説明・目次

内容説明

本書は、デュルケム、ウェーバー、マルクスなど古典社会理論を、現代社会の歴史的現実および課題と関連させてたんねんな、と同時に犀利な解釈を加え、それら理論のアクチュアルな意味をみごとに抽出し、しかもハーバーマス、解釈学、エスノメソドロジーなど今日的な社会学の潮流の考察をも併せ、古典理論の現代への媒介の意味深い試みとなりえている。例えば「社会思想史における四つの神話」は、著者ギデンズの古典理解の基本的な視角とその論点の扱いを示したもので、これまで自明とされていたテーゼやその前提的臆説にあえて挑戦し、それらの脱神話化をおしすすめている。そして“マルクスとウェーバー問題”についても両者の背景を地道に追うという作業のなかから定型的理論像の再検討を試み、さらに自殺の理論や行動という古典的主題にも新鮮な光を投じる。

目次

  • 序論 今日の社会科学におけるいくつかの争点
  • 第1章 機能主義—戦いを終えて
  • 第2章 ハーバーマスの解釈学批判
  • 第3章 解釈学・エスノメソドロジー・解釈的分析の問題
  • 第4章 マルクス、ウェーバーと資本主義の発展
  • 第5章 社会思想史における四つの神話
  • 第6章 デュルケムの政治社会学
  • 第7章 デュルケムの著作における「個人」
  • 第8章 自殺の一理論
  • 第9章 タルコット・パーソンズの著作における「権力」

「BOOKデータベース」 より

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