書誌事項

生きられる時間 : 現象学的・精神病理学的研究

E.ミンコフスキー [著] ; 中江育生 [ほか] 訳

みすず書房, 1972.3-1973.12

  • 1
  • 2

タイトル別名

Le temps vécu : études phénoménologiques et psychopathologiques

生きられる時間 : 現象学的精神病理学的研究

タイトル読み

イキラレル ジカン : ゲンショウガクテキ セイシン ビョウリガクテキ ケンキュウ

大学図書館所蔵 件 / 349

注記

1の訳者: 中江育生, 清水誠

2の訳者: 中江育生, 清水誠, 大橋博司

内容説明・目次

巻冊次

1 ISBN 9784622022268

内容説明

本書はミンコフスキーの代表的な著書として、また時間論の名著として、長い間、その翻訳を待たれていたものである。1927年に『精神分裂病』を著わした著者は、分裂病者の時間と空間における特殊な存在の形態、特異な世界への入口を模索しつづけていた。ベルクソン、フッサールの影響が色濃く影を落している本書はその延長線上にある。1993年、『生きられる時間』が生れたときは、私費で千部刷られたという。わが国でも幻の名著となっていたが、1968年にようやく、世界的な要望のうちに再版された。限定復刊。

目次

第1編 生の時間的様相についての試論(生成と質的時間の本質的諸要素(展開の原理);人格的躍動の本質的諸特徴(生成に於ける交叉点。自我を越えた結合、すなわち、超人格的結合の原理);現実との生命的接触 生きられる共時性(平行論を示す現象—滲透あるいは分有の原理);未来(「より遠くに」及び「地平」という現象。箱入れの原理);死(「一つ」の生命と一つの生命の衰えに於ける二元論) ほか)
巻冊次

2 ISBN 9784622022275

内容説明

ミンコフスキーの著作として『精神分裂病』とならび名声をもつ本書は、フッサールの流れをくむ哲学と、精神病理学の鮮やかな結晶と言えよう。1972年11月に世を去るまで終始野にあった著者の、豊かな臨床経験にもとづく独自の人間への洞察は、深い静かな感動を呼びおこさずにはおかない。異常者の世界から、生きられる時間・空間を追究していった本書は世界的な影響力をもつ。限定復刊。

目次

第2編 精神障害の空間—時間的構造(研究の一般的方向性;原因的障害の概念と精神障害の構造分析;精神分裂病;躁鬱病;鬱状態のいくつかの特殊形態 ほか)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BN01062767
  • ISBN
    • 4622022265
    • 4622022273
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 原本言語コード
    fre
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    2冊
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
ページトップへ