書誌事項

戦中ロンドン日本語学校

大庭定男著

(中公新書, 868)

中央公論社, 1988.2

タイトル読み

センチュウ ロンドン ニホンゴ ガッコウ

大学図書館所蔵 件 / 187

注記

参考図書及び資料: p284-287

内容説明・目次

内容説明

太平洋戦争中、ロンドン大学の東洋学部で約650名の特別に選抜された学徒兵たちが、短期間のうちに日本語をマスターすべく特訓を受けていた。その目的は東南アジア戦線での日本語通信傍受、押収書類の翻訳、捕虜の訊問などであったが、本書はその実態を明らかにし、彼らの日本占領に果した役割、さらには戦後、日本学者、外交官、実業家として日本の国際社会への復帰、日英関係改善に貢献した歴史を、克明な取材を通して再現する。

目次

  • 第1章 日本語特訓の開始
  • 第2章 日本語コースのあらまし
  • 第3章 特訓の日々
  • 第4章 戦場の日本語学校卒業生
  • 第5章 終戦後の東南アジアで
  • 第6章 日本進駐軍への参加(ウィリアム・エバンズ—GHQ勤務;ヒュー・コータッツィ—中国地方での勤務;L.A.ラドボーン—広島県での勤務;イアン・ニッシュ—中国、四国での勤務)
  • 第7章 日本語教育の評価
  • 第8章 日本語学校の教官と卒業生たちの戦後(日本語特訓コースの終り;フランク・ダニエルズ夫妻の戦後;簗田銓次の長かった戦後;美しく燃えつきた伊藤愛子;翻訳第五期生の戦友会)

「BOOKデータベース」 より

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