書誌事項

男の半分は女

張賢亮著 ; 北霖太郎訳

二見書房, 1986.8

タイトル別名

男人的一半是女人

タイトル読み

オトコ ノ ハンブン ワ オンナ

電子リソースにアクセスする 全1

大学図書館所蔵 件 / 55

内容説明・目次

内容説明

“十年の動乱”と今、中国の人たちは、あの時代—“文化大革命”の時代を呼んでいる。隣の国で起こったこの大異変は、いったい何だったのか。この作品は、ある意味でそうした私たちの疑問に答えてくれている。つまり、作者はこの作品で、中国社会の最下層の人々を含めた幅広い中国の民衆の姿を借りて、実は文化の『革命』ならぬ、文明の破壊による、人間の精神の荒廃と魂の彷徨を描いた。この作品のもう一つのテーマは、愛と性、魂と肉体の相克という問題で、主人公・章永〓は、2度の離婚歴をもつ30代の女盛りの女性・黄香久との肉体的な交りを含む愛の生活を体験する。葦原での劇的な出逢いから、主人公の新しい生活への旅立ちを暗示する愛の終焉にいたるまで、作者はこの苦渋にみちた時代での愛の遍歴を通して、人間の愛のあり方、生きざまを真摯に模索し、探求している。

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BN02008814
  • ISBN
    • 457686100X
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 原本言語コード
    chi
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    331p
  • 大きさ
    19cm
  • 分類
ページトップへ