日本人の信仰 : 民族の「三つ子の魂」
著者
書誌事項
日本人の信仰 : 民族の「三つ子の魂」
(中公新書, 888)
中央公論社, 1988.8
- タイトル別名
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日本人の信仰 : 民族の三つ子の魂
- タイトル読み
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ニホンジン ノ シンコウ : ミンゾク ノ 「ミツゴ ノ タマシイ」
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注記
参考文献: p208-209
内容説明・目次
内容説明
仏壇に手を合わせ、神棚に柏手を打ち、キリスト教立の学校へも平然として通う。—この日本人の奇妙な宗教状況をどう解釈すべきであろうか。本書は、それを解く鍵を、〈民族の三つ子の魂百まで〉という仮説に基づいて『古事記』の神観念に探り、その神観念が日本史の場で、強固な論理体系をもつ仏教をいかに変容させたのかを、法然、親鸞、道元などの思想を辿って検証し、日本人にとって信仰とは何を意味するかを考える試みである。
目次
- 1 問題提起—日本人の信仰の特色を示す二、三の例
- 2 主題へのアプローチ—ある作業仮説の成立
- 3 『古事記』—日本民族の〈三つ子の魂〉としての書
- 4 『古事記』の神観念—日本人の神観念の原型
- 5 仏教とは何か—その教えと歴史
- 6 聖徳太子の仏教受容—日本人の神観念は仏教をどのように受け容れたか
- 7 建て前と本音—仏教は本当に日本人の神観念と一体となったのであろうか
- 8 法然の登場—すべてのものの救われる道
- 9 日本人の神観念と仏教—その融合への苦闘
「BOOKデータベース」 より