白夜の廻廊 : 世紀末文学逍遥
著者
書誌事項
白夜の廻廊 : 世紀末文学逍遥
岩波書店, 1988.10
- タイトル読み
-
ビャクヤ ノ カイロウ : セイキマツ ブンガク ショウヨウ
大学図書館所蔵 件 / 全92件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
内容説明
隠れた世紀末の肖像。世紀末の狂熱の夜を訪れる静かな審美の時間…精神の白夜に、イギリス、ドイツ、日本文学の廻廊がうかぶ。怪奇幻想の美は、古典的調和への憧憬を軸としてめぐる万華鏡ではなかったか。逆光の世紀末紀行。
目次
- 1 世紀末の周縁(ペイターの導き;プシュケーの美;「朝」の空白;並列する幻;詩的ドン・キホーテ;聖ダンディー;翻訳詩の機微;翻訳家杢太郎;詩とジンメル;渋く甘美な「歌」;「母の闇」と詩;赤き薔薇まず来る)
- 2 生の薄明(〈美しくよき少年〉—ペイターのプラトン像に即して;ホフマンスタールと音楽;ホフマンスタールの遺作短篇について;アドルノとゲオルゲ;老いたる蕩児の春の夢—シュニッツラーのカザノヴァ物語)
「BOOKデータベース」 より