書誌事項

安曇野

臼井吉見著

(ちくま文庫)

筑摩書房, 1987.4-8

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タイトル読み

アズミノ

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内容説明・目次

巻冊次

第1部 ISBN 9784480021311

内容説明

新宿・中村屋の創立者、相馬愛蔵・黒光夫妻、木下尚江、荻原守衛、井口喜源治ら信州安曇野に結ばれた若い群像を中心に、明治から現代までの激動する社会、文化、思想をダイナミックに描く本格大河小説、5部作。第1部は、“新しい女”黒光と夫愛蔵らの溌刺とした動きを追いつつ、新文化創造の鋭気みなぎる明治30年代を活写する。著者年来の理想と情熱を傾注して成った代表作。
巻冊次

第2部 ISBN 9784480021328

内容説明

信州安曇野に結ばれた相馬愛蔵・黒光夫妻、木下尚江、井口喜源治、荻原守衛ほか、平民社、パンの会などの多彩な登場人物によって織りなされる壮大なドラマを、きわめて多面的な角度から展開し、揺れ動く明治40年代の姿を鋭く把えた力作。苦悶と相剋のうちに鮮烈な生涯を閉じた天才彫刻家、碌山荻原守衛の死までを描く。
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第3部 ISBN 9784480021335

内容説明

新宿中村屋に舞台を移した相馬愛蔵・黒光夫妻のまわりに集うエロシェンコやボースらの人間群像を描く、本格大河小説全5部作、第3部。本巻は大正時代を背景に、大杉栄、伊藤野枝、神近市子、田中正造、有島武郎、松井須磨子、幸徳秋水ら、時代を彩る強烈な個性が演じたドラマをいきいきと描いた力作。
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第4部 ISBN 9784480021342

内容説明

昭和に入り、慢性不況の一方で戦時体制に移行する時代相を描くなかで、相馬夫妻と親交を結んできた木下尚江夫妻、井口喜源治が逝く。インド独立運動に奔走し、日本の敗戦を予期しつつ世を去る中村屋の婿ビハリ・ボースとその後継者チャンドラ・ボースの死。そして開店以来48年にわたる歴史の幕を閉じる中村屋の解散式。昭和初期から敗戦に至る激動の日本を描いた、本格大河小説5部作の第4部。
巻冊次

第5部 ISBN 9784480021359

内容説明

5600枚におよぶ近代日本百年にわたるドラマの完結篇。戦後、新たに出直した新宿中村屋は、苦難のうちにも発展し、次代へと受けつがれていく。敗戦の混乱と無秩序の激動期に、石川三四郎、柳田国男、中野重治ら知識人は、何を考え何を願っていたかを中心に、戦後の日本と日本人の動きをとらえ、さらに作者が自ら一登場人物となり軍隊の姿を描き出し、天皇制・戦争責任の問題などに触れながら、現在の「うつろな繁栄」の正体に迫ろうとする大作。

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BN03632480
  • ISBN
    • 4480021310
    • 4480021329
    • 4480021337
    • 4480021345
    • 4480021353
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    5冊
  • 大きさ
    15cm
  • 分類
  • 親書誌ID
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