無意識の病理学 : クラインとラカン

書誌事項

無意識の病理学 : クラインとラカン

新宮一成著

金剛出版, 1989.10

タイトル読み

ムイシキ ノ ビョウリガク : クライン ト ラカン

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注記

文献: 各章末

収録内容

  • ダブル・バインドとパラドックス : 精神分裂病の家族研究に関する方法論的展望
  • 分裂病者の「虚像転移」 : ヒステリー性精神病者との対比において
  • メランコリーと故郷喪失の幻想 : 「浄土幻想」から「日常」まで
  • 「寸断された身体」の体験について
  • 精神分裂病者の死生観
  • ラカンの基本理念をめぐる省察

内容説明・目次

内容説明

本書はの書名は、無意識を通じて精神病理現象を見るという、基本的な立場を示している。メラニー・クラインにとっても、ジャック・ラカンにとっても、無意識はパラドキシカルな構造を持っていた。クラインの精神内界論における生と死の欲動の循環、そしてラカンにおける「シニフィアンと主体の関係」、これらはともに、パラドックスの問題に触れている。考える主体のパラドックスが、無意識の発生に当たって中心的な役割を演ずることを、2人の精神分析家は見逃さなかったのである。

目次

  • ダブル・バインドとパラドックス—精神分裂病の家族研究に関する方法論的展望
  • 分裂病者の「虚像転移」—ヒステリー性精神病者との対比において
  • メランコリーと故郷喪失の幻想—「浄土幻想」から「日常」まで
  • 「寸断された身体」の体験について
  • 精神分裂病者の死生観
  • ラカンの基本理念をめぐる省察

「BOOKデータベース」 より

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