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社会主義と組織原理

加藤哲郎著

(CS選書)

窓社, 1989-

  • 1

タイトル読み

シャカイ シュギ ト ソシキ ゲンリ

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内容説明・目次

内容説明

今日、改革を迫られている社会主義政党の組織原理をその起源にまで溯って究明する。19世紀社会主義運動の主な政党組織の規約とその運用を丹念にフォロー分析しながら、〈社会主義〉と〈民主主義〉が真に直結する組織原理の可能性を探る。

目次

  • 序章 「なにが社会主義ではないか」—問題の所在
  • 初期社会主義の「友愛的平等」型と「陰謀的集権」型(「友愛的平等」型—オーウェンの「ニュー・ハーモニー」;「陰謀的集権」型—ブランキ派の四季協会;カベーの「イカリア共和国」—民主主義的共産主義への問題群;フランス職人組合とイギリス・チャーティズム—「市民社会」のなかへ;追放者同盟—ドイツ的な陰謀秘密結社の二重組織;義人同盟—「陰謀的集権」組織への「友愛的平等」原理の導入)
  • 共産主義者同盟とマルクス、エンゲルスの「集権的平等」型(共産主義同盟の創立と1847年6月規約草案;共産主義者同盟第2回大会規約〈1847年規約〉—「友愛・相互扶助」原理の喪失と実務的「集権的平等」化;1848年革命と共産主義者同盟—48年規約による「陰謀的集権」型復活;共産主義者同盟の再建と革命的共産主義者世界協会;共産主義者同盟中央委員会の分裂〈1850年9月〉—マルクスの規約違反とシャッパー派分離同盟;共産主義者同盟1850年規約と同盟の解散)
  • 第1インターナショナル—国際連帯組織から労働者政党へ(第1インターナショナルの創立〈1864年〉—労働運動の国際連帯組織;一般規約と運営細則—ジュネーヴ・ローザンヌ・ブリュセル・バーゼル大会;マルクス派とバクーニン派の衝突—ロンドン協議会と組織観の対立;第1インターナショナルの崩壊—ハーグ大会から労働者政党へ)
  • ドイツ労働者政党の「契約的分権」型—アイゼナハ党・ゴータ党の「党員主権」原理(ラサール派全ドイツ労働者協会の「議長独裁」;アイゼハナ派社会民主労働者党の「契約的分権」型;ゴータ合同党—「契約的分権」型労働者政党の大衆化;エンゲルスの「組織的遺言」—「厳しい組織からルーズな組織へ」?)

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BN04173797
  • ISBN
    • 4943983251
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    208p
  • 大きさ
    19cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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