「自分」と「他人」をどうみるか : 新しい哲学入門
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「自分」と「他人」をどうみるか : 新しい哲学入門
(NHKブックス, 596)
日本放送出版協会, 1990.5
- Other Title
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自分と他人をどうみるか : 新しい哲学入門
- Title Transcription
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「ジブン」ト「タニン」オ ドウ ミルカ : アタラシイ テツガク ニュウモン
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参照文献: p198-201
Description and Table of Contents
Description
西洋哲学では過去、自我を自明のものとするか、全く否定するか、いずれかであった。転換期の今日、デカルトやフッサール、ウィトゲンシュタイン等を批判しながら「身体」を通して自我を捉え直す。又、哲学史上の盲点、他人の「我」=他我についても、他者理解の可能性と不可能性から独創的考察を行ない、20世紀末の新しい生命倫理等に基本的視覚を提示する。日常の経験から哲学を切り開く画期的試み。
Table of Contents
- プロローグ 西洋哲学は自我をどう捉えたか
- 1 「我」の文法と意味—自我を捉え直す
- 2 自我と身体—「受肉せる主観」の確立に向けて
- インタールード 他我不在の歴史(他我の存在とデカルト;モナドの交通;カントの道徳論;他我論の鳴動)
- 3 他我の構成—他人を理解する可能性と不可能性(「他我の構成」ということ;自他の非相称性—自分の感覚と他人の感覚;コミュニケーション行為の秘私性と誠実性)
- 4 自他の互換性と普遍性—他人の苦痛への視点
- エピローグ 日本的「こころ」の概念
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