明治の墓標 : 庶民のみた日清・日露戦争
著者
書誌事項
明治の墓標 : 庶民のみた日清・日露戦争
(河出文庫)
河出書房新社, 1990.4
- タイトル別名
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明治の墓標 : 庶民のみた日清日露戦争
- タイトル読み
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メイジ ノ ボヒョウ : ショミン ノ ミタ ニッシン ニチロ センソウ
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注記
1970年6月秀英出版刊を補訂
参考文献: p246-251
関連年表: p252-267
内容説明・目次
内容説明
「栄光の明治」の象徴として語りつがれた日清・日露戦争。しかし、その勝利の陰に忘れさられた庶民の生活を見きわめずに、この「戦争の時代」を把えることはできない。傷ついた兵士の手紙、当時の新聞・雑誌記事などから、「愛国」の重荷を負った人々の怨念の世界を解き明かし、翳ある「一等国」大日本帝国の実像をえぐる。本書は、こうした民衆の記録からこの時代を描く画期となった試みである。
目次
- 日清戦争(「小国」の焦慮;「義戦」の構造;軍国の狂躁)
- 「臥薪嘗胆」(栄華と悲惨;尚武と煩悶;北清の屍)
- 日露戦争(諜者の群;開戦の渦;兵士の相貌)
- 「愛国」の重荷(ああ増税;戦時下の村;深まる亀裂)
- 明治の秋(勝利の悲哀;病める「一等国」;荒廃の淵で)
「BOOKデータベース」 より