「野蛮」の発見 : 西欧近代のみたアフリカ

書誌事項

「野蛮」の発見 : 西欧近代のみたアフリカ

岡倉登志著

(講談社現代新書, 1031)

講談社, 1990.12

タイトル読み

「ヤバン」 ノ ハッケン : セイオウ キンダイ ノ ミタ アフリカ

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内容説明・目次

内容説明

リンネを嚆矢とする人類の階層化。逆ユートピアとしての「野蛮」への憧れ。西欧近代は、外部世界=「野蛮」の発見によって成立した。ルソー、サド、宣教師、探険家らの思想を追いながら、歪められたアフリカ像と黒人差別の根源を探る。

目次

  • プロローグ ガリヴァーとロビンソン・クルーソー
  • 第1章 前近代の人々が抱いたアフリカ像(古代人のアフリカ「発見」;ルネサンス期のアフリカ観)
  • 第2章 ヨーロッパ近代人の多様な野蛮観(ヨーロッパ近代人の野蛮観の変遷;黒い肌への嫌悪・蔑み;サブスタンスへの旅人;フランス啓蒙思想家の野蛮観;ユートピアとしての野蛮;ダンディズムとアフリカ;オリエンタリズムとアフリカ)
  • 第3章 宣教師と探検家の役割(宣教師たちによる「野蛮」再発見;探検家たちの「野蛮」の発見)
  • 第4章 社会進化論者のアフリカ観(社会進化論の発生;社会進化論と海外への膨張)
  • 第5章 アフリカ社会への理解者
  • 第6章 「野蛮」の創造と「文明」の発見(「野蛮」の創造;「文明」の導入とアフリカ人の抵抗)

「BOOKデータベース」 より

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