カンボジア戦記 : 民族和解への道

書誌事項

カンボジア戦記 : 民族和解への道

冨山泰著

(中公新書, 1064)

中央公論社, 1992.3

タイトル読み

カンボジア センキ : ミンゾク ワカイ エノ ミチ

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注記

参考文献:p194-195

関連年表:p196-200

内容説明・目次

内容説明

20世紀の“民族の悲劇”カンボジア戦争は、91年秋の包括的和平合意で一応の終止符が打たれた。しかし同じ民族同士が戦った後遺症は深く、とりわけヘン・サムリン政権とポル・ポト派の相互不信と憎しみは根強い。シアヌーク殿下の帰国だけで真の和平と民族和解がもたらされる訳ではない。ポル・ポト派による大虐殺から和平に至る道を辿り、大国の思惑に翻弄されつづけたカンボジア問題を、戦線と和平交渉の現場からレポートする。

目次

  • プロローグ 民心から離れた戦争
  • 第1章 ポル・ポト派のルーツ
  • 第2章 ポト政権の暴政とサムリン政権の誕生
  • 第3章 反ベトナム三派連合政府の結成
  • 第4章 和平交渉の胎動期—1987年
  • 第5章 シアヌーク=フン・セン会談実現
  • 第6章 ジャカルタ非公式協議
  • 第7章 「戦場から市場へ」
  • 第8章 パリ国際会議
  • 第9章 ベトナム軍撤退
  • 第10章 東京会議の開催
  • 第11章 米中の政策転換と和平実現
  • 第12章 和平後のカンボジア
  • エピローグ カンボジア和平と日本の貢献

「BOOKデータベース」 より

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