酒呑童子の誕生 : もうひとつの日本文化
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酒呑童子の誕生 : もうひとつの日本文化
(中公新書, 1081)
中央公論社, 1992.6
- タイトル読み
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シュテン ドウジ ノ タンジョウ : モウ ヒトツ ノ ニホン ブンカ
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内容説明・目次
内容説明
酒呑童子の説話には、日本人に内在する、天皇や国家が成す秩序の撹乱者への脅威や排除の心理を読み取ることができる。この異形の童子の正体とはなにか。紅毛人説、山賊説、鉱山師および鉱山労働者説などの諸説をさまざまな角度から検証するなかで、著者は、疫病を流行らせる神(鬼)である疱瘡神にその原像を見出す。酒呑童子説話の考察をとおして、中世社会の内と外、中心と周縁、境界や排除などにかかわる諸問題に鋭くせまる。
目次
- 第1章 酒呑童子の原像—京都と四角四堺祭
- 第2章 酒呑童子のふるさと—中国の小説・伝説に探る
- 第3章 竜宮城の酒呑童子
- 第4章 二つの大江山・三つの鬼退治—酒呑童子説話と聖徳太子信仰
- 第5章 伊吹山の酒呑童子
- 第6章 酒呑童子説話の成立
「BOOKデータベース」 より