書誌事項

蒙古襲来

網野善彦著

(小学館ライブラリー, 24,25)

小学館, 1992.6

タイトル読み

モウコ シュウライ

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注記

各巻末: 年表

参考文献: 下p308-311

内容説明・目次

巻冊次

上 ISBN 9784094600247

内容説明

二度にわたるモンゴル軍の来襲は、鎌倉幕府にとっても、御家人・民衆にとってもこれまでにない試練だった。古代から中世にかけて、「遍歴する非農業民」の存在を重視する著者が、新視点で切りこんだ新しい中世像。

目次

  • 飛礫・道祖神
  • 「撫民」と専制(宮将軍の東下;北条時頼とその時代;批判者の出現)
  • 二つの世界、二つの政治(田畠を耕す人々;海に生きた人々;「殺生」を業とする人々;交通と流通にかかわる人々)
  • 「蒼い狼」の子孫(モンゴル帝国の出現;苦悩する高麗)
  • 文永の役(北条時宗の登場;襲来の前夜;異国人との戦い)
  • 建治元年—日本(襲来の余波;外寇をよそに)
  • 弘安の役(元軍再襲にそなえて;元軍の壊滅)
巻冊次

下 ISBN 9784094600254

内容説明

モンゴル軍は撃退したものの、幕府内部の権力争いは激しさを増し、天皇とその周辺も幕府打倒へと動いた。農村・漁村・都市の分化など、社会も大きく動いていた。新しい社会への発展を予感させる、ビビッドな叙述。

目次

  • 弘案の「徳政」と安達泰盛(弘安の改革;安達泰盛と霜月騒動)
  • 百姓と「職人」(「惣百姓」と「一円領」の出現;道々の細工;交通路と関所)
  • 訴人雲霞のごとし(得宗御内人の専権;得宗貞時の独裁;渦を巻く暗闘)
  • 転換する社会(悪党・海賊の躍動;分化する村落と都市)
  • 鎌倉幕府の倒壊(幕府最後の光芒;道学者上皇と専制的天皇;血の海のなかで)
  • 13世紀後半の日本

「BOOKデータベース」 より

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