ファントム
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ファントム
扶桑社, 1992.7
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ファントム
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内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784594009717
内容説明
舞台は19世紀のフランス。夫を亡くしたマドレーヌが失意の中で産んだ長男エリックは、見る者すべてを恐怖に陥れる、この世のものとも思えない恐ろしい容貌をしていた。以来マドレーヌは、我が子をどうしても愛することができず、仮面をかぶせて屋根裏部屋に閉じ込める。やがて、エリックのずば抜けた頭脳は顕著になり、幼くして建築学を極めるとともに、音楽の方面でも類いまれな才能を発揮。だが8歳になったとき、自分がいると母にも危険がつきまとうことを悟ったエリックは、みずから家を飛び出した。野や山をさまよううち、ジプシーのキャラバンに捕まったエリックは、見世物としてその恐ろしい顔を大衆にさらすという、この上ない屈辱の日々を味わうことに。生来正邪の感覚が欠如していたエリックが、人間に対する深い憎悪、そして殺人に喜びを感じるようになったのはこの時期であった。エリックの、怒りと悲しみに満ちた人生は始まったばかりだった…。仮面の下にあるものは、至上の愛か憎しみか全米ベストセラー・ロマンス。
- 巻冊次
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下 ISBN 9784594009724
内容説明
ジプシーから得た技術をもとに世界的な手品師となったエリックは、ペルシャ宮廷のお抱えとなっていた。だが時がたつにつれて皇帝に疎んじられ、ついには処刑されそうになった彼を救ったのは、警察長官のナーディルだった。その後30代半ばになったエリックは、憧れのパリに乗り込み、オペラ座新築の基礎工事をまかされることになる。工事は10数年に及んだが、地上の生活に疲れたエリックはオペラ座の地下深くに秘密のすみかを作り上げ、ようやく安住の地を得た。やがて50に手が届く年となり体力も衰えると、“オペラ座の怪人”になってやろうと思いつき、天才的科学知識を駆使したトリックで、人々を震え上がらせる。そんなある日、舞台で目にした新人歌手クリスティーヌの姿に、エリックは自分の目を疑った。母に生き写しなのだ。以来クリスティーヌに自分を音楽の神だと思い込ませ、歌を仕込む。一方のクリスティーヌも次第にエリックに愛着をおぼえ始めた。そんな2人を待っていた結末とは…。愛はときに容赦なく、すべての者を狂わせる全米ベストセラー・ロマンス。
「BOOKデータベース」 より