書誌事項

湯女図 : 視線のドラマ

佐藤康宏著

(絵は語る, 11)

平凡社, 1993.11

タイトル読み

ユナズ : シセン ノ ドラマ

大学図書館所蔵 件 / 180

注記

参考文献: p114-115

巻末折り込図1枚: 湯女図

内容説明・目次

内容説明

だれかが片付け忘れた一片のパズルのように「湯女図」がここにある。画面を分析し、復原し、湯女風呂の歴史をたどり失われた〈視線のドラマ〉をよみがえらせる。江戸が江戸になるために、時代は多くのものを殺さなければならなかった。湯女たちが追放された後に吉原は栄え、浮世絵は花開く。そんな歴史のはざまで、この六人の娼婦の肉体と視線はどんな虚構を生き、何を訴えているのか。そして、だれがなぜこんな絵を描いたのだろう。絵画のなかで何が起きているのか?一枚の絵を徹底的に読み解く新しい美術文化史。

目次

  • 序 彼女らはどこから来たか。彼女らは何者か。彼女らはどこへ行くのか。
  • 1 湯女図が湯女図であること
  • 2 分析と復原
  • 3 どんな画家が描いたのか
  • 4 歴史の中の湯女たち
  • 5 歩み去る者、見返す者
  • 図像間の対話
  • 岩佐又兵衛
  • 湯女風呂関係史料

「BOOKデータベース」 より

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