信仰の王権聖徳太子 : 太子像をよみとく
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信仰の王権聖徳太子 : 太子像をよみとく
(中公新書, 1165)
中央公論社, 1993.12
- タイトル読み
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シンコウ ノ オウケン ショウトク タイシ : タイシゾウ オ ヨミトク
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注記
引用文献・参考文献: p202-203
内容説明・目次
内容説明
「聖徳太子」といえば、多くの日本人はかつて高額紙幣に描かれた肖像を思い浮べるだろう。しかし太子像はこれだけではない。日本の古代を語るうえで不可欠の重要人物であり、しかも死後間もなく太子信仰が誕生、その生涯は神秘のベールに隠れ、実像を不鮮明にして、さらに異なる太子像を生む結果となった。時代の流れの中で変容してきた太子のイメージを多面的に検証、そこに込められた造像者の意図とエネルギーの源泉を探る。
目次
- 序 紙幣の肖像 聖徳太子
- 1 法隆寺献納宝物と太子像
- 2 不思議な唐人の筆跡
- 3 親通は救世観音を見たか
- 4 平安時代末期の太子像
- 5 異形の聖徳太子
- 6 「ある聖人」慶政上人の説
- 7 顕真と「唐本御影」
- 8 「唐本御影」の認知
- 9 長屋王木簡の絵と「唐本御影」
- 10 肖像画の歴史と「唐本御影」
- 結 現代の聖徳太子像
「BOOKデータベース」 より