書誌事項

日露戦争

児島襄著

(文春文庫)

文芸春秋, 1994.1-1994.3

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タイトル読み

ニチロ センソウ

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内容説明・目次

巻冊次

1 ISBN 9784167141462

内容説明

維新より30年、近代国家の地歩をかためる日本にとって、20世紀は北からの脅威で始まった。超大国ロシヤが東に膨張を続け、ついに中国東北部に勢力を伸ばしてきたのだ。これを座視すれば独立国として窮地に立つであろう。だが、ロシヤと戦い勝てるのか。決断の時が迫る。膨大な資料を駆使して雄大な構想で描いた大長篇。
巻冊次

2 ISBN 9784167141479

内容説明

明治37年2月10日、日本はついにロシヤに対して宣戦を布告した。大陸に出兵するためには制海権を確保しなければならない。そこで敵艦隊が篭る旅順口の港口を閉塞する作戦が幾度も実施されたが、成功に至らない。陸でも鴨緑江で遼東半島で熾烈な戦闘が始まる。若い国家が超大国ロシヤを相手に命運を賭けての総力戦を挑んだ。
巻冊次

3 ISBN 9784167141486

内容説明

黄海での海戦など海上では得点を重ねつつあったが、戦略の焦点となった旅順口の要塞への陸からの第三軍の攻撃はつまずいた。が、その間、北方の遼陽でロシヤ軍の勢力が急速に増強されてきたため第一軍、第二軍は兵や弾薬などの不速を補う間もなく北への進撃を開始した。開戦直後から、早くも日本軍首脳部の苦悩は深まった。

目次

  • 沖ノ島沖
  • 黄海海戦
  • 旅順口総攻撃前夜
  • 第一回総攻撃第一日
  • 第一回総攻撃第二日
  • 第一回総攻撃第三日
  • 第一回総攻撃の挫折
  • 遼陽の戦い
  • 弓張岑の夜襲
  • 露軍遼陽へ退却
  • 首山攻略
巻冊次

4 ISBN 9784167141493

内容説明

遼陽戦をかろうじて勝ち抜いて、日本軍は北方へ進出した。だが、足もとの旅順口はまだ陥ちない。折りからロシヤはバルチク艦隊を編成して、ヨーロッパから日本へ向わせた。この大艦隊とアジアに残存する海上戦力が合体すれば、日本は窮地に立つであろう。だが旅順口の養塞はかたい殻を閉じたままである。大きな危機が迫る。

目次

  • 露軍遼陽を放棄
  • 遼陽陥落
  • 第2回攻撃前夜
  • 第2回攻撃の終結
  • 新たなる戦雲
  • 沙河会戦
  • ドッガー・バンク事件
  • 地中の激闘
  • 最後の総攻撃
  • 白襷隊無惨
  • 203高地攻撃
巻冊次

5 ISBN 9784167141509

内容説明

多量の血を流しつづけた旅順口の要塞攻防戦は203高地の奪取をさかいに戦局は急速に好転して、日本軍は遼東半島からロシヤ軍をついに駆逐した。しかし北方ではまさかと思われたこの厳寒期に、沙河を挟んで対陣している日本軍左翼に強烈な打撃が加えられた。これをかろうじて凌いだ日本軍は奉天へ北進して総攻撃を企てた。

目次

  • 203高地陥落
  • 旅順口要塞の崩壊
  • 水師営
  • 血の日曜日
  • 黒溝台
  • 沈旦堡の苦闘
  • 黒溝台会戦終結
  • バルチク艦隊回航
  • 永沼挺身隊
  • 奉天総攻撃第一夜
  • 包囲と阻止
  • 決戦前夜
巻冊次

6 ISBN 9784167141516

内容説明

旅順口戦から解放されて北上した第三軍を加えた満州軍の奉天戦は勝利はしたが、これまでの損害が余りに大きく兵力は底をついた。一方、はるばる欧露から航行してきた大ロシヤ帝国の威信をかけたバルチク艦隊が日本にせまった。戦争の長期化を避けるには完璧にこれを撃破しなければならない。果してそれは可能なのだろうか。

目次

  • クロパトキンの誤断
  • 乃木第3軍苦闘
  • 3月8日の攻防
  • 3月9日の暴風
  • 奉天落城
  • バルチク艦隊迫る
  • カムラン湾
  • バルチク艦隊の苦悩
  • 決戦まで
  • 対馬海峡
  • 敵艦見ゆ
  • Z旗揚がる
巻冊次

7 ISBN 9784167141523

内容説明

日本海におけるロシヤ・バルチク艦隊との海戦は日本の大勝に終り、戦局は終戦に向けて動き出した。紆余曲折の末、講和の会議は米国大統領ルーズベルトの斡旋を得てポーツマスで開催された。今度は樺太割譲や賠償金といった条件をめぐって、世界が注目するなかで日露間で熾烈な外交戦が始まる。講和の成立か、戦争の再開か…。

目次

  • バルチク艦隊壊滅
  • 暗夜の敵全滅作戦
  • 残敵掃蕩
  • 日本海海戦の終焉
  • ルーズベルトの策謀
  • ポーツマスへの道
  • 小村全権出立つ
  • ウイッテの秘策
  • 予備会談
  • 小村の孤軍奮闘
  • 樺太割譲をめぐって
  • 秘密合意
巻冊次

8 ISBN 9784167141530

内容説明

日本が国力を費やした日露戦争は樺太の南半分の割譲を始めとするさまざまな権益を得て終結したが多大な犠牲を払ったのに比べて、得たものがあまりに少ないという不満を国民が持ち、暴動まで発生するにいたった。—これ以後の日本の進路に大きな影響を与えた戦争のすべてを独自の視点で描いた大作完結篇。

目次

  • ルーズベルトの変心
  • ポーツマスの憂鬱
  • 談判か戦争継続か
  • 屈辱の講和
  • 和議の代償
  • 反講和気運
  • 日比谷焼打事件
  • 秋晴れの調印式
  • 小村全権病む
  • 歓呼なき帰国
  • 戦いすんで

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BN10761392
  • ISBN
    • 4167141469
    • 4167141477
    • 4167141485
    • 4167141493
    • 4167141507
    • 4167141515
    • 4167141523
    • 4167141531
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    8冊
  • 大きさ
    16cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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