神征紀
著者
書誌事項
神征紀
(角川文庫, [は-3-57],
角川書店, 1985.9
- [正]
- 続
- タイトル読み
-
ジンセイキ
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内容説明・目次
内容説明
“人間を堕落させろ!” デギルの奸計は成功した。毎夜、チブの村には剣歯虎の不気味な咆哮がとどろきわたった。おびえきった村人達は、日没と共に家に閉じこもったが、ある夜、2、3頭の剣歯虎の駆け抜ける足音と共に、人間の悲鳴があがった。村長の一家が皆殺しにされたのだ。その夜以来、チブの村は孤立してしまい、モアイに救援を求めることすらできなくなった。その凶暴な剣歯虎を倒したのは、妖怪バルバルの長、デギルであった。モアイに劣らぬ力をみせたデギルは、彼を神として祭ることを要求した。要求にしたがったチブの村の倉を、デギルは美しい布や食糧でみたしていった。人々は働くことを忘れ、淫蕩な快楽にふけっていった。“人間を堕落させろ!” デギルの奸計の第一歩が開始されたのだ。
「BOOKデータベース」 より