蜻蛉日記の心と表現
著者
書誌事項
蜻蛉日記の心と表現
勉誠社, 1995.4
- タイトル別名
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かげろふ日記ノート : あて名のない手紙
- タイトル読み
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カゲロウ ニッキ ノ ココロ ト ヒョウゲン
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注記
雑誌「形成」に昭和52年3月から平成3年8月まで連載した「かげろふ日記ノート--あて名のない手紙--」を修正・加筆してまとめたもの
内容説明・目次
目次
- 「まめ文かよひかよひて」—求婚から結婚へ、新婚の日々、兼家との和歌の贈答への希求、出産、無防備な女
- 「なげきつゝひとりぬる夜の」—町の小路の女、兼家との和歌の贈答、『日記』と『大鏡』など、半ば独詠
- 「まつほどのきのふすぎにしはなの枝は」—桃の節供、風雅な歌のやり取りの陰に垣間見られる夫婦の心のすれ違い、贈答の歌の解釈の仕方、女にとっての「折」とは
- 「そこにさへかるといふなる」—姉夫婦の移転、時姫との和歌の贈答、女同士のコミュニケーションと和歌
- 「この時のところに、子うむべきほどになりて」—町の小路の女の出産、その子の死と女の失寵、人間を信じるということ、上野の美術館にて
- 「いまぞ胸はあきたる」—町の小路の女の零落を記す道綱母の心理状態、ヒステリー症あるいは神経症か、牧康夫著『フロイトの方法』
- 「おもへたゞ むしかもいまも」—兼家との長歌贈答、女にとって歌を詠むとは
- 「をりそめし 時のもみぢの」—兼家からの長歌による返歌、兼家はなぜ長歌を返したのか〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より