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北一輝 : 転換期の思想構造

岡本幸治著

(Minerva21世紀ライブラリー, 20)

ミネルヴァ書房, 1996.1

タイトル読み

キタ イッキ : テンカンキ ノ シソウ コウゾウ

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注記

索引: 巻末p1-16

内容説明・目次

内容説明

戦後、毀誉褒貶に晒され続けた北一輝。「ファシスト」「超国家主義者」等のレッテル貼りに終始した戦後イデオロギーの虚妄性を指弾し、彼の思想構造に肉薄する。戦後思想の再考を促す、北一輝論の決定版。

目次

  • 序章 「戦後政治学の教祖」対「日本ファシズムの教祖」—丸山真男「ファシズム論」の検証
  • 第1章 思想形成における日露戦争の決定的意義—初期論文にみる思想核の形成
  • 第2章 進化論の受容と変容—思想的枠組の構築
  • 第3章 「純正社会主義」における国家観の思想構造—『国体論及び純正社会主義』の分析
  • 第4章 アジア主義の思想構造—『支那革命外史』の分析
  • 第5章 日本改造論の思想構造—『国家改造案原理大綱』の分析
  • 第6章 北一輝とエスペラント—「国家国民主義」と世界語の間
  • 第7章 民主主義論の構造と示唆—「公民国家」と「公民」の参政
  • 第8章 天皇論の革新—「天皇の国民」と「国家の天皇」、「国民の天皇」
  • 第9章 松本清張『北一輝論』を嗤う
  • 終章 二十世紀と北一輝の思想—文明の転換期と「中進国日本」の課題

「BOOKデータベース」 より

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