謎解き洛中洛外図
著者
書誌事項
謎解き洛中洛外図
(岩波新書, 新赤版 435)
岩波書店, 1996.2
- タイトル別名
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謎解き洛中洛外図
- タイトル読み
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ナゾ トキ ラクチュウ ラクガイ ズ
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注記
主要参考文献: p207-213
内容説明・目次
内容説明
京都の市中・郊外の景観を描いた洛中洛外図屏風の中で、屈指の名品は狩野永徳作と伝えられる上杉家本。だが近年、通説を疑問視する学説が登場し、学界に大論争を巻き起こした。絵画史料解読に精力的に取り組んできた著者がこの「謎」に挑み、研究史をふまえた推理の過程を提示する。歴史家の謎解き作業を示す知的刺激にみちた好著。
目次
- 1 「謎」としての上杉本洛中洛外図
- 2 洛中洛外図の探究案内
- 3 研究史とその諸画期
- 4 「1547年の京都」説と反論・批判
- 5 「公方の構想」説と推理の立脚点
- 6 貴人の大行列と最初の仮説—永禄四年十二月二十三日
- 7 疑問と再考
- 8 史料の発見と「謎」の解決—永禄八年九月三日と天正二年三月
- 9 結論と新たな旅立ち
「BOOKデータベース」 より