カストロ : 民族主義と社会主義の狭間で

書誌事項

カストロ : 民族主義と社会主義の狭間で

宮本信生著

(中公新書, 1292)

中央公論社, 1996.3

タイトル読み

カストロ : ミンゾク シュギ ト シャカイ シュギ ノ ハザマ デ

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内容説明・目次

内容説明

「人間の目が見た最も美しい島」と賞賛されたキューバは、スペインからの独立後も隣接する大国アメリカの絶えざる干渉、地政学的地位への関心ゆえに接近するソ連の狭間で揺れ動きつつ、社会正義と民族主義の理想を追求してきた。しかし、カリスマ的指導者カストロの独断、計画経済の構造的欠陥、野心的に過ぎた高福祉政策と国際主義の破綻により、経済は極度に逼迫し国民の希望は喪われつつある。社会主義の理想は生き残りうるのか。

目次

  • 第1部 革命に向けて
  • 第2部 革命初期段階(革命政権;対米関係の崩壊と対ソ関係の構築;キューバ・ミサイル危機;模索と低迷の時代)
  • 第3部 興隆期(ソ連・キューバ関係の再構築;国内政治・経済体制の整備;国際的地位の向上を求めて)
  • 第4部 転換期(キューバ経済低迷の背景;ソ連の衰退とキューバ ほか)

「BOOKデータベース」 より

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