定家明月記私抄
著者
書誌事項
定家明月記私抄
(ちくま学芸文庫, [ホ-3-2,
筑摩書房, 1996.6
- [正]
- 続篇
- タイトル別名
-
定家明月記私抄
- タイトル読み
-
サダイエ メイゲツキ シショウ
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注記
定家略年譜: [正]: p277-281. 続篇: p321-329
参考文献: 続篇: p317-320
底本: 「定家明月記私抄」(新潮社, 1986年2月-1988年3月刊). 本文は「堀田善衞全集」第十巻(筑摩書房, 1994年2月刊)による.
内容説明・目次
- 巻冊次
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[正] ISBN 9784480082855
内容説明
紅旗征戎吾ガ事ニ非ズ—源平争闘し、群盗放火横行し、天変地異また頻発した、平安末期から鎌倉初期の大動乱の世に、妖艶な「夢の浮橋」を架けた藤原定家。彼の五十六年にわたる、難解にして厖大な漢文日記『明月記』をしなやかに読み解き、美の使徒定家を、乱世に生きる二流貴族としての苦渋に満ちた実生活者像と重ねてとらえつつ、この転換期の時代の異様な風貌を浮彫りにする名著。本篇は定家四十八歳まで。
目次
- 序の記
- 明月蒼然、定家十九歳
- 俄ニ遷都ノ聞エアリ
- 仏法王法滅尽
- 初学百首
- 明月記欠
- 堀河院題百首
- 西行との出会
- 花も紅葉もなかりけり
- 後白河法皇死〔ほか〕
- 巻冊次
-
続篇 ISBN 9784480082862
内容説明
凉秋九月月方ニ幽ナリ—平安文化の最後に大輪の花を咲かせ、その終焉をも見とどけた藤原定家。源平争闘の中に青春期を持った彼は、後半生でもまた未曾有の乱世に身をおかねばならない。和歌を通して交渉のあった源実朝の暗殺、パトロンであり同時に最大のライヴァルでもあった後鳥羽院の、承久の乱による隠岐配流。定家の実像を生き生きと描きつつ、中世動乱の全容を甦らせる名著。続篇は定家壮年期から八十歳の死まで。
目次
- 続篇の序
- 公卿補任
- 歯取リノ老嫗ヲ喚ビ、歯ヲ取ラシム
- 遊芸人と天皇
- 天下ノ悪事、間断ナシ
- 幕府歌会
- 明月記断続
- 拾遺愚草完成
- 源実朝〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より