書誌事項

神仏習合

義江彰夫著

(岩波新書, 新赤版 453)

岩波書店, 1996.7

タイトル読み

シンブツ シュウゴウ

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注記

主要参考文献: p217-220

内容説明・目次

内容説明

古代末期の東国の反乱者、平将門は巫女の託宣により「新皇」に即位する。託宣に登場するのは菅原道真の怨霊と八幡大菩薩。これを神仏習合思想の劇的な発現とみる著者は、神宮寺の発生から密教の展開、怨霊観念の成立、ケガレ忌避思想と浄土信仰、そして本地垂迹説・中世日本紀にいたる過程を分析し、社会的背景を論じつつ、全体像に迫る。

目次

  • 序 巫女の託宣—誰が平将門に新皇位を授けたか
  • 第1章 仏になろうとする神々
  • 第2章 雑密から大乗密教へ
  • 第3章 怨霊信仰の意味するもの
  • 第4章 ケガレ忌避観念と浄土信仰
  • 第5章 本地垂迹説と中世日本紀
  • 結 普遍宗教と基層信仰の関係をめぐって

「BOOKデータベース」 より

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