書誌事項

平安王朝

保立道久著

(岩波新書, 新赤版 469)

岩波書店, 1996.11

タイトル読み

ヘイアン オウチョウ

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注記

著者が行った集中講義(神戸大学・新潟大学,1995年9・10月)の内容を基本としたもの

参考文献: p245-246

内容説明・目次

内容説明

平安時代は従来、藤原氏が専横をきわめる時代として描かれ、天皇は後景に退いていた。だが、その理解は正しいだろうか?著者は、王権の運動と論理こそ時代を動かした力であると捉え、桓武から安徳にいたる32代の「王の年代記」に挑む。鮮やかに浮かび上がる新しい平安時代像とは何か—歴史研究の醍醐味を伝える通史叙述。

目次

  • 1 桓武天皇とその子どもたち(桓武天皇のイメージ;桓武の子どもたち)
  • 2 都市王権の成立(『源氏物語』の原像—仁明・清和・陽成・高子;王統が動く—光孝・宇多をめぐるドラマ;延喜聖帝=醍醐と道真の怨霊;「狂乱の君」=冷泉がもたらした暗雲)
  • 3 「摂関政治」と王統分裂(円融・花山の角逐と兼家の台頭;一条と三条—道長の黄金時代;「後」のつく天皇たち—爛熟への傾斜)
  • 4 「院政」と内乱の時代(院政の成立—後三条の登場;白河王統の確立と摂関家の屈服;内乱の時代へ;後白河天皇の歴史的位置)

「BOOKデータベース」 より

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